沖縄県立那覇特別支援学校

学校長あいさつ

学 校 長 あ い さ つ

 昭和35年3月1日沖縄整肢療護園が開園し小さな分教場が設置された。それは本校の始まりだけでなく沖縄の特別支援教育の幕開けであった。『当時の「想い」を受け継ぎ、「今」を実践し、「未来」を構築する』 これが本校教職員のアイデンティティ-である.........。

 那覇市立神原小学校・那覇市立寄宮中学校分教場から始まった本校は、沖縄における障害のある子どもたちの教育の出発であり、特別支援教育のさきがけでした。9年後、昭和44年12月15日に分教場は琉球政府立那覇養護学校として独立認可され、今年度で創立49年を迎えます。

 特別支援教育本格実施に伴い平成21年「沖縄県立那覇特別支援学校」となり本校児童生徒全員が集える希望(ゆめ)の樹広場や室内プールなど設備も充実し、県内で最も歴史ある肢体不自由特別支援学校となっています。

 平成30年度は小学部19名・中学部20名、高等部9名の全児童生徒数48名で落ち着きのある学校となっています。

 障害のある子どもたちの療育のさきがけである「沖縄整肢療護園」は平成26年「沖縄南部療育医療センター」として新しい施設に生まれ変わりましたが、これまで積み上げた隣接のセンターとの"きずな"を更に深め、入所生・通所生・通学生を対象に教育活動を推進しています。

 本校は常に子ども達の目線に立った教育実践を推進してきました。近年AAC機器を活用した教育実践で大きな成果を上げてきました。コミュニケーションツールとしてのiPadやスイッチ教材の工夫で子どもたちの学習や生活がより豊かになること、また5月から10月まで使用可能な室内プールを活用し、自立活動としてのプール学習も充実してきました。

 那覇特別支援学校はみんなが「那(な)覇(っ)特(とく)」する学校をめざしています。「"希望(ゆめ)""笑顔"があるから」「"きずな"を繋ぐから」「"安全""安心"だから」「"感性"豊かだから」「"アイデンティティ-"が大切だから」、みんなみんな「「那(な)覇(っ)特(とく)」する学校!
 1年間、「日・々・笑・進」しながらその実現に努めて参ります。

 ホームページを通して、本校の児童生徒が明るく、元気に、学んでいる活動ぶりを御覧いただき、今後とも本校の教育に一層の御理解と御支援をよろしく願い申し上げます。


平成30年4月3日
沖縄県立那覇特別支援学校
校 長 平 田  実